店長ブログ

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なぜ飲食店では缶ビールではなく瓶ビールを提供するの?

杉山雅一
更新日

週末には皆さん外食されるコトって多くないですか?
ご家族一緒にファミレス友達などと居酒屋で乾杯気になるお相手と行く素敵なレストランなどなど・・・

人それぞれのTPOに合わせた場所での食事は本当に楽しいですよね

そこで飲むお酒もしかり♪

ところでそんな飲食店で出てくるビールは生ビールの他に瓶ビールがあります

缶ビールを置いている所はめったにありません

扱いやすさや場所をとらない点などいろいろと優れた点が多い缶ビールがなぜ飲食店には置いてないのか?

そして中身は同じなのに・・・
あえて瓶ビールを出すメリットって何なのでしょうか?

それは僕が思うに・・・

非日常的を演出しているからだと思うんです!

大半の方は家で一人でビールを飲む時には缶ビールですよね

だって買って帰る時にも瓶よりも缶の方が軽いし冷蔵庫の中でもかさばらないし飲んだ後のゴミの問題でも処理が楽だからです

わざわざ飲んだ後の空き瓶を買ったお店に返却する人はごくごく稀です

ということは一般家庭では瓶ビールを飲む機会はめったにないってコト

めったにないってコトは日常的ではないすなわち非日常的

家庭で飲むのとは違った価値や体験がなければそもそも外で飲もうとは思わないはずです

金銭的な事もそうですがなぜわざわざ高いお金を出して外食をするのか?

それは飲食店には日常の家庭では味わうことないプロの料理人が作る料理がありますそして家庭とは違ったその店の個性的な空間がありますさらにはお店の方との素敵なコミュニケーションがありますそのような魅力に他なりません

そんな魅力が楽しめるある種の非日常的な場所でごく家庭的な缶ビールを提供されたらちょっと抵抗ありませんか?(笑)

瓶の負の要素となる重い」、大きくてかさばる」、蓋を空ける注ぐひと手間これらが逆に価値になるコトだってあります

重い ⇒ 重厚感
かさばる ⇒ 存在感「高級感
ひと手間 ⇒ 体験「共有など

このように考え方次第でたかがビール一本でも非日常を演出するコトが出来るんです

私的には瓶ビールの価値は共有にあるように思います

なぜなら瓶ビールを注いだり注がれたりという人との関係は「共有が生み出してくれるような気がするからです

なので生ビールよりも瓶ビールのほうが「関係性を深めるにはピッタリのお酒に感じます

そんな感じでたまにはマジメに私的な見解を述べてみました(笑)

それでは今宵も素敵なお酒をお楽しみください♪

 

応援よろしくお願いします!

書いている人

4代目店長
きき酒師/シニアワインアドバイザー
杉山 雅一(すぎちゃん)

高級食品スーパー勤務を経て杉山商店4代目社長に就任日本酒・ビール・ワインありとあらゆるお酒をたしなむ趣味はカメラ愛機はSONYα7III)。特に富士山の写真を撮るのが大好き

プロフィール