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「伊豆の巨峰酒」誕生への道
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ブドウの王様といえば「巨峰」、日本全国どこの果物屋、
スーパーにも売っている「巨峰」。
実はその「巨峰の生まれ故郷」が、「伊豆」である事は
ご存知ですか?
意外と知られていないこの事実。
ちなみに同じブドウの品種である「ピオーネ」も
生まれ故郷は、ここ伊豆です!
気候や土壌が適している、山梨県や長野県の生産量が
多いので、そちらの発祥のイメージが強いのもうなずけます。
しかし、この偉大なブドウ品種のふる里である「伊豆」を
どうしたら、より知っていただけるのか、僕なりに当時色々と考えてみました。
もうカレコレ10年以上前の事ですがお話しさせてくださいね。
巨峰の生産量から見ても、伊豆では生産者の数が現在非常に少なく、
明らかに収穫量に関わるPRは不可能です。
また、巨峰は生で食べていただくのが一番美味しいのですが、
保存もできないので、1ヶ月足らずの短い旬の間しか食べることはできません。
そこで!自家農園巨峰を使った日持ちのするオリジナル商品の開発を思い立ちました。
伊豆は日照時間が比較的長く、平均気温が高いので、
見てくれこそ良くありませんが、非常に甘くてジューシーなのが特徴です。
そんな美味しさには絶対の自信のある巨峰を使って
何を作ろうか、酒屋としての答えは1つ、
「お酒にしよう!」と♪
美味しさには絶対の自信のある巨峰を使って何を作ろうか、
酒屋としての答えは1つ、
「お酒にしよう!」と、
以前からお世話になっている、お隣の伊豆市にある
万大醸造の酒造技術・開発を指導していた今は亡き佐々木さんに
無理を承知でお願いしたところ、特別に試作品を
造っていただきました。
コンセプトは、「巨峰本来の風味」、造りはできるだけ自然に
無着色・無香料で、もちろん漬け込む焼酎も伊豆の米焼酎を
主に使用しました。
何度となく味の調整や失敗を繰り返し・・・
現在の味を出すのに2年かかり・・・構想から4年経ってのことでした。
やっと満足のいく美味しい巨峰酒が出来上がりました。
町の酒屋が、「自分の畑で作ったブドウで酒を造る」 という、
全国でも極めて珍しい試みであろう、醍醐味を味わって
いることに非常に幸せに感じました。
また、自分が一生懸命に企画・開発した商品に対して
お客様が「美味しかったよ!」と言っていただく一言が
いまでも、たまらなく嬉しく感じます。
また、巨峰の生みの親である大井上康博士の偉大なる
功績を、多くの方に知っていただきたいと思います。
そして開発してくださった故:佐々木さんへ感謝の気持ちを捧げます。
今年も美味しい巨峰酒が出来ました!
多くの方に味わっていただけたら幸いです。
詳しくはコチラの記事をご参照ください!
さらに、ダイレクトにネットでご購入の方は、
専用の販売サイトもございますので、下の購入ボタンからご覧になってください。
当店の「伊豆の巨峰酒」でステキな晩酌を楽しんでいただけますように♪